鳥取県さく井協会・技能士会主催の防災井戸掘削公開研修が今年は10月8日(土)鳥取市湖山公園で行われた。
天候も良くその日は近くの鳥取大学でも学園祭を催していたので湖山の町は大変活気付いていた。
この研修会は平成17年より鳥取県の東、中、西部に分けて年1回行われているが、災害時協力用として井戸の寄贈を行い地域の安全と安心を確保するとともに、さく井技能を広く認知していただくことを目的としている。
今回もボーリングマシンによる井戸掘削工から手押しポンプ設置までの流れを一通り見ていただく一般公開を行った。
会場テント内では、手押しポンプの体験や小型の深井戸水中ポンプの展示も行った。
公園内に掘られた井戸は深さ10mで、良質の水も湧き出してくれた。
井戸設置完了後、地元自治会への贈呈式が行われた。
今の時代水はあって当たり前である・・・。
正直この井戸が必要とされる日は訪れて欲しくない・・・しかし訪れることを想定してこの井戸を設置した。
災害は人間の力ではどうしようもない自然の猛威なのである。
我々のこのような活動によって皆さまの危機に対する意識が高まり、万が一の災害の時にこの活動の意味を実感していただけることを願っております。