休日の朝、久しぶりに友人と走った。
朝5時半に駅に集合すると、先に待っていた友人が面白いものをみつけていた。
駅の構内の片隅にあったものだが、国鉄がJRに変わる時に埋められたタイムカプセルのプレートだ。
23年前、国鉄の方々はどのような思いをJRに込めたのだろう。
駅をスタートし栗渓神社,宇倍神社に参り、伊福部昭氏(ゴジラの作曲家)の墓の横を通り過ぎると、そこから稲葉山の林道に入った。
途中で中納言行平(在原行平)の歌が綴ってある看板を目にした。
在原行平は須磨から役人として鳥取に来たが、その時二人の愛人も一緒に連れて来ていた。
役目を終え須磨に帰る際その二人の愛人を鳥取に置いて帰ったそうだが、帰り道振り返り稲葉山から臨む鳥取市街を眺め、愛人二人を思う気持ちを歌にしたものだそうだ。
その先に在原行平の塚があった、友人の体も消えて無くなりそうなくらいの朝日が差し込んでいた。
この山道は天平時代の国道だそうだ。
しばらく走ると上野山の舗装路に出るが、熊,イノシシの警告看板があった・・・
熊に出会った場合は、目をそらさず、背を向けないこと、そしてなるべく体を大きく見せること・・・
もし万が一襲って来た場合は、熊の口に手を入れてベロを掴むと良いらしい・・・。