ハワイトライアスロンin湯梨浜

今日ハワイトライアスロンin湯梨浜に出場した。

この大会はスイム1.5km・バイク・40km・ラン10kmで、トライアスロンではショートタイプでありオリンピックディスタンスとも言われている。

鳥取のミスタートライアスロン小原工さんはこの種目で2000年のシドニーオリンピックでは日本人トップのゴールを決めた。

さて、本日の大会だが、曇り空のやや涼しめのコンディションでレースはスタートした。

スイムはもちろん苦手なのだがこの大会に向けて夜な夜な練習は積んで来たことと、何より宮古島にも出場しているので ”やれるだろう” と言う何時にない自信から、そこそこ前の方でスタートをしてみた。 ここのスイムコースは水深も浅く十分に足も届く深さなので安心して思い切り泳ぐことができるのだ。

スタート直後は初めてと言っていいほどの激しいバトルに遭遇し、ボコボコにされながらも空手で言う下段払いなどで攻撃を交わしながら泳ぎ続けた。  しかし気が付くと人気の無い平和な区域に逃れてしまっていて横では歩いている人も結構見かけた。  しかもペースはその人と変わらなかった・・・。

スイムを上がり時計を見るとイメージとはかけ離れた遅いタイムだったので結構ショックを受けてしまったが、気持ちを切り替えバイク競技に移った。

やはり宮古に出た自信があり序盤から思い切り漕いだ。

しかし前の選手にはなかなか追い付けず、いくらペダルを踏んでも漲るスピード感を感じることが出来なかった・・・。

東郷池を3周回するが2週目を終えたあたりでふと考えた。「ちょっと待てよ・・・俺、自転車そんなに練習したか・・・。」

実力以上の選手と対等に競おうとしているのでは・・・と思い、正しいかどうかは分からないがラスト1週はやや力を抜いて漕ぐこととした。

バイクを終えトランジットで靴下,ランシューズを履き、走り出そうとしたその時、「こらーぁ!!」とマーシャルのおっちゃんに怒鳴られてしまった・・・。

終えた競技の不要なものは全てトランジットバックにしまわなければならないのだが、バイクヘルメットをしまい忘れて走り出してしまっていたのだ。 急いで戻りバイクに掛けてあったヘルメットを取ろうとしたが、ひもが引っ掛ってなかなか取れない・・・するとおっちゃんは「焦んなさんな、10キロは長いですけぇ。」と言った・・・おっちゃんが仙人に見えた。

ヘルメットもしまいランへと移った。  ランニングは折り返しのコースなので自分の順位が分かる。 折り返してくる選手を数えると昨年より悪い位置に自分が居ることが分かった。

去年よりはレベルアップしたいという気持ちもあったが、これが今の俺の実力・・と自分に言い聞かせ、残りの折り返しを力いっぱい走らせてもらった。

順位は後日ネットで発表されると思うが、私の中では既に今年より来年という気持ちが沸々と湧いている。

また、今大会でも応援してくださった方々やスタッフ・ボランティアの方々には本当に素晴らしい応援やサポートを頂きました。

感謝です!

このショートトライアスロンはスピードが勝負である。、泳ぐ,漕ぐ,走る 以外にも着る,履く,食べる,飲むなどの動作もいかに素早く無駄を省いて行うか・・ということも重要な勝負の鍵を握る。 極限状態では沿道の応援の方々に対する反応も体力の消耗と感謝の気持ちが表に出ない選手も居るかもしれない・・・(※個人差はあります。)

したがって愛想が無いように見える選手も中には居ると思われるが、けしてそうではなく目の奥では感謝の思いを力いっぱい注いでくれているはずである。  なので何卒ご理解をお願いいたします。

私はなるべく笑顔で手を振るようにしております。