観測孔

関西で地盤の歪み計を設置するための削孔工事依頼を受けた。

硬質の岩砕盛り土が15m程度続くため、工期が限られていることから緊急で当社にお声が掛かった。

現場は道からの工程差がかなり有り、100mほど離れた場所を削孔しなければならないことから、コンパクトで機動性の良いマシン、SM103を使うこととした。

コンプレッサーと共に下の地盤までクレーンで吊って降ろした。

機械設置後は素早く15mの硬質岩砕層をダウンザホールハンマー工法で貫いた。

そして一旦SM103はよけて、孔底の地盤調査を行った。

機械を迅速に入れ替え貫入試験を行い、試験完了次第 歪計を挿入し、再びSM103によって15m分のケーシングパイプを回収する というのが一連の流れであった。

合計4ヶ所を短期間でこなさなければならなかったが、何とか無事に終えることが出来た。

このように、また新たなニーズに当社の技術がお役に立てたわけである。

これからも少しのチャンスも逃さず新たなことへチャレンジしていきたい。