第1回山陰ジオパーク岩美キッズトライアスロン全国大会

9月18日(日)岩美キッズトライアスロンが開催された。

天気も良く日中は34℃まで気温が上がっていた。

レースは小学1年生から中学生までの8カテゴリーで6レースに分けて競技を行った。

第1・2カテゴリーは小学1・2年男女(スイム100m バイク3キロ ラン1キロ)

第3・4カテゴリー  3・4年男女 (スイム150m バイク4キロ ラン1.5キロ)

第5・6カテゴリー  5・6年男女 (スイム200m バイク5キロ ラン2キロ)

第7・8カテゴリー 中学1から3年男女(スイム400m バイク10キロ ラン3キロ)

今回私が担当した係は召集とトランジット対応である。

召集で集まって来た高学年選手は緊張感ある競技者の表情を浮ばせていたのに対し、低学年の選手はとても無邪気でこれから辛い鉄人レースに挑むという緊張感は全く無くそれがとても可愛らしかった。

トランジッションエリアからスイムの様子を遠巻きに眺めたが、第1レースの中学生はさすが!と言ったなかなか貫録ある泳ぎを見せていたのに対し、波に揺られながら泳ぐ低学年の選手達は愛くるしいペンギンのようにも見えた。

スイムからバイク、バイクからランへの拠点となるトランジションエリアで選手は次の事を守らなければならない。

〔スイムからバイク

1.スイムから上がったらスイムキャップやゴーグルは所定位置の自分の袋にしまうこと。

2.ゼッケン付Tシャツを着てからヘルメットを被りあごヒモをきちんと止めてからバイクを持ち出すこと。

3.バイクは乗車ラインまでは乗ってはいけない。

〔バイクからラン〕

1.降車ラインでバイクを降りてトランジットまでバイクを引っぱってくる。

2.バイクとヘルメットは自分の所定位置に置き不必要な物は袋にしまいランに移る。

それをきちんと行ってもらうため我々は監視するのだが、あまりにまごつく選手にはサポートをしてあげなければならない場合もある。

ただし基本的には選手が自分の力で行わなければならず、そのスピードも競技の一つであり、子供達にとっては体力以外にも養われるべき大切な部分である。

とは言えキッズの選手達約250名の選手はどの子もみんなルールに則り必死にこなしてくれて次の種目へと移っていった。

しかし思ったが、そもそも私が小学生や中学生の頃、こんなしんどいことにチャレンジしただろうか・・・出場したとしても完走出来ただろうか・・・しかも強制的に出させられた選手などほとんど居ないはずである。  中には倒れ込んでゴールする選手も居た・・・。

今回トライアスロンに初めて挑戦した子もこのレースを終えて更に一皮も二皮も剥けたことであろう。

私の担当した召集とトランジットの部所では中学生を含むボランティア・スタッフの総勢35名で対応をした。

カテゴリーごとの召集やナンバリングとバイクやヘルメットのレンタル対応は、前のカテゴリー選手のトランジッション対応と重なりながら作業をこなさなければならなく、やってみないと分からないのが正直なところであった・・・。

当日集まってくれたボランティアやスタッフには粗方の流れと要点を説明し、あとはぶっつけ本番で競技が開始された。

しかし皆さんみごとな仕事ぶりで、各々が工夫をこらしスムーズな流れを作ってくれて、 中学生ボランティアもその場でひらめいたアイディアでナンバリング等を行ってくれていた。 大変だったとは思うがとても感心させられた。

途中から小原さん率いる中学生トライアスロンチームのエフォーズも応援に来てくれて作業効率が上がり、ますます現場は活気付いた!

一人ひとりがフル稼働で作業をこなし、ようやく最後のカテゴリーを送り出すことが出来た。

そしてボランティアの方々と最後のカテゴリーのゴールを応援しに行くこととした。

見に行くと選手達は続々とゴールを向えていた。

真っ赤な顔をして最後の力を振り絞ってゴールを迎えた子供達は満足げで何ともすがすがしい表情を浮かべていた。

皆が一つになり大切な事を伝え合うことが出来た瞬間である。

この感動をもっと多くの方々に知ってもらうためにも来年は更に皆で盛り上げて行きたいと考えている。

皆さんお疲れ様でした。